Radio 「F」 1 |
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よォー、ラジオの前の紳士淑女のお前ら、いい子で待ってたか? 今日はお待ちかねの2ch杯の開催だ。 それじゃまずは一回戦の機体から見ていこうじゃないか。 まずは朱雀。 燃えるような赤に白のアクセントのキいた、スタイリッシュな機体だな。 二丁拳銃もどこぞの悪魔祓いを連想させてCOOLだ。 右肩のデュアルミサイルも加われば、ガードの硬いアノ子もイチコロ。 おっと、実弾EOも忘れちゃいけねェ。 未練がましく追いすがってくる女はこいつで引導を渡してやれ! それでもしつこい女からは、とっととトンズラこくのが一番だナ。 対するDIS-HUMAN θ2は、すらりと伸びた両腕両足に、白いスーツでバッチリキメたお坊ちゃん。 両手に構えたショットガンからバラ撒かれる熱烈ラブコールにはもうお手上げ。 狙った相手をオとすまで絶対に離れない。 こいつからはそんな気迫が感じられるぜ。 さあ、試合のゴングは鳴ったぞ! おおォッ、開幕早々お互い、激しい弾幕の嵐! 俺たちの入り込む余地は皆無。 とっとと家に帰ってママのオッパイでもしゃぶってナってな雰囲気だ。 ほほゥ、朱雀は上手く逃げるじゃないか。 こう遠くへと逃げられてちゃ、DIS-HUMAN θ2のラブコールは届かねェ。 オイオイ、お前さん御自慢のアシはどうしたよ? そんなにビビって下がっちゃ、相手の思うツボだゼ? 男なら前に出て、攻めて、攻めて、攻めまくってイかせてやれ! …あちゃぁ、結局白いお坊ちゃまはアシを活かしきれずに負けちまったか。 それにしても、赤いのはいいフットワークをしているじゃないか。 ちぃっとばかしまごまごして至近弾を喰らったこともあったが、全体的に壁をよく使えてたな。 もっと足を鍛えれば、マッチョな奴らにも勝てると思うゼ。 それに引き換え白いの! お前は折角のOBを全然使えてない! それさえ使いこなせれば、一撃必殺のもっとイカした男になれると俺は信じてるゼ。 |