Radio 「F」 4 |
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いやァ、アツいアツい!
気がつけばもう本日の最終戦だ。 ここへきてこの火照った体をCOOLDOWNさせるようなツマラナイ試合じゃ、死人が出るゼ? クルーエルは黒衣に身を包んだスナイパーか。 これぞ仕事人と言ったところだナ。 その危ない雰囲気に惹かれる女も多いんじゃないのかい? 懐に隠し持ったハンドガンの存在もシブいぜ。 EOも肩武器も無いから、まさに最終兵器。 対するブラックフロッグも黒一色か。 その風貌や名前からして、面白さで女を惹きつけそうなタイプに見えるな。 こちらも両手共に同じ武器だが、破壊力がケタ違いだ。 見かけで油断させたところを、その黒くて太くて硬いモノでズドン!か。 恐ろしい奴だ。 よォし、本日最終戦のゴングだ! クルーエルはなかなかいい感じで逃げながら的確に狙撃できているな。 おっと、暗殺者が壁から身を乗り出したら……あー! 速く隠れないと押し切られるぞ! うーん…一度姿を発見されちゃあ、御終いだ。 こりゃあカエルの索敵能力にも拍手だナ。 最後は破壊力で差がついた試合だったな。 ライフル四発とバズーカ一発が同じじゃ、もっとちゃんと避けなければ。 壁の後ろにいるうちはカエルのほうが無駄撃ちが多くて優勢だったんだが…どうにも我慢できなくなっちまったか。 ビビったり、アセったりじゃゴルゴ13にはなれないゼ? それと、チップもちゃんと活用しないとナ。 ちったあ勉強もできないとモテないゼ。 カエルさんのほうは、命中率に難アリだ。 そんなに激しくシコシコしてちゃ、そのうち赤玉が出ちまうぞ? ――サテ、今日の試合はこれで御終いだ。 最後までアツくしてくれて、俺はもう茹で上がったタコみたいになっちまったゼ。 次の試合も楽しみだな! それじゃ、See you next fight!! and... Enjoy FORMULA FRONT!! |